お知らせ・コラム
誘導灯認定基準 改正内容 みるだけバッテリーチェック」機能付き誘導灯
2025/12/19
コラム
誘導灯認定基準 改正内容
2025年7月 誘導灯認定基準が改正になり、新たな点検方式が追加になりました。
2025年7月16日改正
一般社団法人日本照明工業会規格JIL5502:2025「誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」より
周期始動方式自動点検装置
自動点検機能を実現するためのもので、電池内蔵形器具及び装置が単体で点検周期を記憶し、その点検周期に応じて自動的に点検を開始し、その結果を表示するもの。
1. バッテリー容量の自動チェックで点検作業の効率化


これまでは❶ブレーカーの遮断❷点検スイッチ❸リモコンの操作により点検を開始していたものが、これからは器具が自動で点検を開始。結果をモニタに表示するので、みるだけでバッテリーの状態確認をすることができます。 ※従来の点検方法でも確認いただけます。
2. 定期的な放電でバッテリーを活性化


バッテリーは定期的な放電で活性化され、適正な状態で使用することができます。新たな点検方式では6ヶ月以内に1回自動で放電を行うので、万が一の災害時に備え元気な状態を保つことができます。
特長
みるだけバッテリーチェック動作説明
器具が自動で点検を実施
消防法で定められている定期点検「6ヵ月に1回」に対して、「みるだけバッテリーチェック」機能は3ヵ月に1回、自動で蓄電池により誘導灯を点灯し、点検を実施。定期的に放電が行われることで蓄電池の性能維持につながります。
消灯時は点検動作をスキップ
劇場や映画館など利用形態により誘導灯を点灯させたくないケースでは、消灯信号を受けることで自動的に点検動作をスキップします。 消灯信号を受けなくなれば、再度点検動作を行います。
青ピコで点検未実施をお知らせ
6ヵ月間点検が実施されていない場合は、青色の周期点検モニタ※3が点滅して点検未実施をお知らせ。 点検漏れが一目でわかります。
※3 周期点検モニタとはJIL5502:2025においては「周期始動方式点検モニタ」と表記しています。
注)「みるだけバッテリーチェック」は令和7年10月3日付 消防予第410号「消防用設備等の点検要領の一部改正について(通知)」にて、誘導灯点検要領が改正され、消防法で定められた法定点検で使用することが可能になりました。
モニタ動作と表示の見方

※4 明滅:ゆっくりと明暗を繰り返す点灯状態。
注)常用電源が通電された状態を表示しています。停電時は全モニタ消灯します。
今後こういった誘導灯が増えてくるのでしょうか。
