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防火扉の構造:常時閉鎖型と随時閉鎖型の違い

2025/08/08

コラム

防火扉の構造は、閉鎖方式によって「常時閉鎖型」と「随時閉鎖型」の2種類に分類されます。それぞれの特徴と違いについて。

 

【常時閉鎖式防火扉】
常時閉鎖型防火戸は、普段は常に閉まっており、人が通過する際にのみ開放される防火扉です。以下の特徴があります。

  • 手動による開閉以外は常に閉鎖状態を維持
  • ドアを開いた手が離れると自動的に閉まる構造(ドアクローザー等を使用)
  • 開放状態でロックされない仕組み

常時閉鎖型防火戸は、常に閉じた状態を保つことで、火災発生時にすぐに防火区画としての機能を発揮できるメリットがあります。一方で、人の出入りが多い場所では使い勝手が悪くなる可能性があります。

 

 【随時閉鎖型防火扉】
随時閉鎖型防火戸は、普段は開放状態で保持されており、火災を感知した場合にのみ自動的に閉鎖される防火扉です。以下の特徴があります。

    • 熱感知器や煙感知器と連動して作動
  • 火災を感知すると自動で閉鎖する機構
  • 閉鎖された状態でも避難経路を確保するための「くぐり戸」の設置が必要

随時閉鎖型防火戸は、人の往来が多い場所や、常に開放状態にしておきたい場所に適しています。

常時閉鎖型防火戸を意識することも多くなると思います。

 

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