株式会社サンワ建築防災

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ワークブース導入時に気を付けたい消防法

2025/11/13

コラム

ワークブースを導入すればさまざまな恩恵をもたらしてくれますが、一方で懸念事項も存在します。それが「消防法への抵触」です。消防法に違反してしまった場合、ペナルティを受けることは免れません。ここでは、安心してワークブースを導入するためにはどのような対策が必要になるか、紹介します。

ワークブース設置における消防法の重要性

消防法は建物の構造が原因で人間に危機が及ぶのを防ぐ法律であり、たとえばカラオケなどの場合は感知器やスプリンクラーヘッド、スピーカーの設置が義務付けられています。一方で、ワークブースなら以下の条件をクリアすることでこうした設備の設置を免除されます。要消防署への確認。

  • ブースの床面積が3m²以下
  • ブースの天井・壁に使われているのが不燃材料
  • ブース外からブース内で発生した火災を目視可能
  • ブース内での火災発生時、確実に消火できることの実証
  • ブース内の住宅用下方放出型自動消火装置の定期点検実施及び適切な維持管理
  • ブース内の音圧が65デシベル以上になる

以上の条件をクリアしていれば、オフィスにワークブースを設けても法律に抵触するリスクを防げます。

消防法に違反したらどうなる?

ワークブース導入時は消防法に注意と説明しましたが、仮にこの法律に違反した場合、どのようなリスクがあるか気になる方が多いかもしれません。

ワークブースなどの入る建物の管理者には、防火対象物管理・火災予防が義務付けられています。仮に消防法に抵触したワークブースを放置していると、罰金または勾留が科される恐れがあるでしょう。また、法人の場合に消防法違反を原因とする火災事故が発生し、そこで死傷者が出た際は、最高1億円の罰金が科されるなど重い処罰が下ります。

着工7日前までに届出を提出しよう

ワークブース導入などでレイアウト変更・内装工事を行う場合は、所轄の消防署に対して着工7日前までに「防火対象物工事等計画届出書」を提出する必要があります。具体的にどのような点が消防法に抵触するかがわからないようなら、事前に消防署に確認をとっておきましょう。

 

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